MEMBER

メンバー紹介

小林 千峰(ちほやん)校長

ヒミツキチ森学園校長の小林 千峰と申します。

ヒミツキチ森学園は2018年にプロジェクト化し、300名を超えるプロジェクトメンバーが開校に関わってくれました。そして2020年にこの葉山という海と山に囲まれた素晴らしい地に開校することが出来ました。
この場をお借りして応援してくださったたくさんの方々へ心からお礼申し上げます。

ヒミツキチ森学園を立ち上げようと思ったきっかけ、そして私の想いについて少しだけお話させていただければと思います。

「正解の存在しないこれからの時代において、今子どもたちにとって本当に教育の形とは?」
ー デンマークとオランダの地で気が付いた教育の本質

これまで私自身、教育現場でたくさんの子どもや家族と関わってきました。一人一人の魅力も、そして抱えている困難も背景も本当に違う。
そして学校現場で教室を支えている学校現場の方たちの想いも大変さもそれぞれに違う。

でも目的はみな同じ。
これからの時代を生きる子どもたちのことを想い、願い、そしてそのために誰もが様々な背景の中でチャレンジをし続けている。

だからこそ私はこれからの時代の創り手となる子どもたちにとって、本当に大切なものをこの時代に残し次の時代に繋げたい。
いつか誰かが何とかしてくれる、変えてくれるだろうは待っていられない。だってその間にも子どもたちはどんどんと大切な時間を過ごし大人になっていくのだから。

その想いで、それまで勤めていた会社を退職しすぐさまデンマークとオランダに向かいました。そしてこの二つの国で過ごす時間の中でようやくその一つの答えを見つけました。
そしてこの地で感じた大切なこと。

学校の本質とは「生きる力を育む場所である」ということ。

そこにあったのは、純粋にただただ国の中に「学校は生きる力を育むところだ」という認識があり、「ここはこれから先のあなたの人生の為に、あなたが幸せになることをどんどんやってみなさい」というメッセージをもって教育に関わっている姿、学校で全ての子どもと大人たちが対話をして共創しているそこに流れている空気。

そして、かつて教室で彼らがしていたことを、大人になった彼らもまた全く同じように対話をして共創をしながら国を創っている姿でした。


ー 今、日本の子どもたちとこれからの時代が本当に必要としている教育を

日本でも同じように「生きる力を育みたい」と考え一生懸命にトライしている先生や学校はたくさんいます。でもそれ以上に先生に「余白」の時間がなかったり、学校や国全体で改めて今大切なことに焦点を向ける機会が少ないために、生きる上で大切なことが置いてけぼりにされてしまっている現状があります。

一方で、日本の学習指導要領は、とてもよく考え作り込まれています。丁寧に読み込んでみると、書かれていること、目指している世界は、デンマークやオランダとほぼ変わりません。よく考えられとても美しく体系化されています。

だからこそ、デンマークやオランダの教育をそのまま直輸入するのではなく、この日本という国の歴史や背景を知った上でこの学習指導要領のエッセンスとうまく掛け合わせることで、本当の意味で「今ここ”日本”において子どもたちと時代が必要としている教育の本質」を体現したい。
「自分のどまんなかで生きる」ということを心の中心において、持続可能な愛とギフトの世界を共創したい。

そう強く願い、このヒミツキチ森学園を立ち上げました。


正解が存在しないこれからの時代。

様々な常識や概念がアップデートされ続けています。
そして私たちの人生の生き方も向き合い方も大きく変化し続けています。

これから子どもたちが時代の創り手としてさらに時代は変革期に突入していくことでしょう。

どんなに時代が変わっても変わらないもの。

自分のどまんなかで生きるということは、自分の人生の舵を自分で握るということ。

心からワクワクすること
自分の心が震えること
心地いいと感じる瞬間

「自分のどまんなかで生きる」

これはヒミツキチ森学園が何より大切にしている精神です。

他者と共創しながら自分のどまんなかで生きる、そんな持続可能な世界が、ここヒミツキチ森学園から広がっていくことを心から願っております。

野瀬 美千子(みっちゃん)

みなさんこんにちは!みっちゃんです。ヒミツキチ森学園では「みんなが自分らしく思いっきり生きる」ための様々な分野のサポートをしています。

そんなわたしの昔話を聞いてください。

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わたしは小学生の頃から、「先生」という存在に色々な問いを持ち続けていました。そして、その問いの結果、まずは自分自身が「先生」になるという道を選びました。

大学卒業後、採用説明会に行った先の教育業界での第一声は「先生をやりたい人は帰ってください」

先生とは、何かを教えるだけではない。先生とは、失敗してもちゃんとごめんなさいができて、学びに変えられる人。先生とは、日々の学びの中で子どもたちと共に成長することができる人。そういう人と共に創っていきたい

それが創設者の想いでした。

わたしは心が打たれ、ずっと持ち続けていた問いの答えに近づいた気がしました。

「共生・共育」「関わり合い学校」をテーマにした総合的教育業界にて中学校・高等学校の教育現場だけでなく、保護者支援、地域連携、国際事業、企業連携など、様々なことを経験させていただき、たくさんの人と関わり合い、本当にたくさんの経験と学びをいただきました。

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それから、わたし自身も母となり、保育園入所が叶わなかったことを機に退職。

わたしにとっての次のステージに行きました。

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やっと出会えた我が子との生活は、日々愛おしくて、「この子のためなら」と、とにかく幸せな毎日でした。

そんな日々の中、共に過ごした卒業生たちや保護者とはずっと繋がっていて、卒業後の近況報告を聞くたびに、「高校生活の短い時間では足りなかった」「彼らがもっと幼い時期から、自分に合った場所に出会えていたら」「みんなが自分らしく、誰と比べることもなく、そして愛をもって共に生きていくことはできないのだろうか」と思い続ける毎日。

そして、ある事がきっかけで「わたしの人生の中での地球におけるお役目は何なんだろう。このままでいいのだろうか。」と、考えるようになりました。

でも、わたしには二人の子育てがあるし、今からそんな壮大なチャレンジはできるのか、子どもたちのそばにずっといてあげなくて良いのかなど、今思えばおこがましい想いを持っていました。

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代表のちほちゃんと出会い、震えました。ちえちゃんと出会い、大きな気づきと学びを得ました。あおちゃんと出会い、ワクワクする可能性を感じました。ヒミツキチ森学園プロジェクトメンバーのみんなと出会い、人生がカラフルになりました。

わたしは、ヒミツキチ森学園を開校するにあたり、『壮大なチャレンジではなく、最幸の世界の共創であること』『子どもの人生にとって、親がずーっとそばにいることは勿体ないということ』『ヒミツキチ森学園に家族で関わり合うことで、とんでもなく大きな成長をしているということ』を体感しています。

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そんな日々の中で、自分のお役目の答えに気づきました。

「みんなが自分らしく思いっきり生きるためのサポートをしたい」

そんな想いを持ち、ヒミツキチ森学園で毎日ワクワクしています!

子どもたちはもちろん、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんも、ぜひ一緒にヒミツキチ森学園で「自分のどまんなかを生きる」世界をみましょう!

いつでもお待ちしております。

青山 雄太(あおちゃん)グループリーダー

こんにちは!ヒミツキチ森学園のグループリーダー(先生)のあおです。本名を青山雄太と言います。

ボクは15年間公立の小学校で、先生をしていました。学校現場は、本当に楽しく、涙するほど感動する場面も多く、子どもたちの成長を近くで支えることができる尊い仕事だなぁって今でも思っています。

でも続けてきたからこその違和感もありました。それは「目の前の子どもたち一人ひとりの個性を、自分が削ってしまっているのではないか」という感覚です。

学校の中では「集団で動くこと」「やらなくてはならないこと」が多数あります。先生としての自分と個人としての自分は、いつもぶつかっていました。「こうすればいいんだけど」を抱えながら、でもやらなくてはいけないことを優先して子どもを動かしてしまう…

学校は社会の縮図であって欲しいと願っています。

ボクが生まれた頃に比べて、随分と世の中は変わりました。当時は誤解を恐れずに言えば、成績でいう「オール4をとる子」が社会に必要とされていて、そういった子を育てるのが学校の役目だったと思います。得意なことを伸ばすよりかは、苦手を克服するのに時間をかけ、指摘されては直していく。。。この姿は実は今の学校でも変わらず残っています。

でも時代は変わりました。「オール4」に価値は無くなってきているのです。それよりもとびっきり突出した「5」の方が必要とされてはないでしょうか。他の苦手なことがあっても、輝く1つの個性があれば、それで生きていける…そんな時代が来ているのです。

PLAYFULに出会って一緒に立ち上げたヒミツキチ森学園。4年目を迎えて人数も増えて、賑やかになりました。

今でもふと思います。
「ボクは子どもたちの角を削っていないだろうか。」
そんな時は子どもたちの様子をじっと見つめてみます。
そこには、今日も個性を尖らせて輝いている子どもたちの姿があり、それが何よりも尊いです。

ぜひボクらの学園に遊びに来て、そんな子どもたちに出会ってください!

新木一美(ちゃき)

はじめまして☺︎
2023年度4月からヒミツキチ森学園にグループリーダーとして仲間入りした新木一美と言います。
そそっかしく、忙しない所作を「ちゃきちゃきしてるね~」と表現されてから「ちゃき」と呼ばれるようになりまして、そのままこの学園でも違和感なく通っています(笑)
私は「学校を立ち上げました!」「本出してます!」「公開授業バンバンしてました!」という事は何もない人間です。今年の3月まで、千葉の公立小学校で担任をしていたごくごく「普通」の先生でした。

じゃあなんで今このヒミツキチに?
公立からオルタナティブスクールに行くってどういうこと?
それを分かりやすくお伝えできるのが、去年の夏に実施されたヒミツキチアドベンチャー後に、校長ちほやんに送ったメッセージ(というには暑苦しすぎる)だと思います。
一部編集・抜粋して(笑)、載せさせていただきます。お付き合いしてもらえると嬉しいです。

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ヒミツキチアドベンチャーの後、私は涙が止まりませんでした。
私は子どもが大好きなんだ、と。
知ってはいたけれど、それを突きつけられました。
純粋に喜び、心から怒り、誰がいても気の済むまで泣き続け、後先考えず楽しさを追求する・・・そんな喜怒哀楽をとことん大切にする彼等。
こんな風に生きていけたらどんなに豊かな人生になるだろう。
彼等の近くで生きていけたら自分もそんな風になれるだろうか。
「子どもと一緒に生きたい」
その憧れは目標となり、ビジョンとなり、夢と言えるものになりました。それを叶えたくて、私は先生になりました。

そして先生になった今、子ども達と生きていて思うことは、大事なことを子ども達は全て知っている、ということ。
どれだけ尊く豊かな存在かを、私は与えるのでなく、伝え、気付いてもらえるきっかけを作りたい。
私にこんなにも幸せをくれる彼等には、絶対に幸せになってほしい。どうか、たくましく生きてほしい。
自分を抱きしめ、大好きと叫べる大人になってほしい。
その為に、どうすれば、どんな自分になれば、彼等の10年後の笑顔につなげる時間を学級で創れるのか。

正直「教員」としての仕事は、できることや任されることも少しずつ増えてきて、今のままでもそれなりに楽しくできる。
でも、「それなり」なんです。
「先生」として子ども達を「先に生かす」者になれるのか?私がなりたい大人に、送りたい人生を送れるのか?
私はこのまま何もしなければ、彼等のきらめきを奪ってしまう先生に、大人になりかねない。
教育が「脅育」ではなく、「共育」になるよう、もっと学びたい。知りたい。
大好きで大好きな仕事だから、次のステップに進む為に、自分がやりたい「子どもと生きる」にどっぷりと浸かりたい。
そして、その修行を終えて、また公立と関わりたい。

そんな風に次の修行先を探していました。
そしてそんな時に出会ったヒミツキチアドベンチャー。
一目惚れだったんです。みっちゃんと、あおちゃんと、ちほやんに。
どこかのオルタナティブスクールに行けばきっと、私がやりたいことを子ども達とできる。
でもそうじゃなくて、私が欲しいのは「オルタナティブスクールのカリキュラムに触れる」ことじゃなく、「子どもと大人とど真ん中に全力で自分を生きる」ということ。
そう思った時に思い出したヒミツキチの「自分のどまんなかで生きる」という言葉。
「あぁ、もうだめだこれだ(笑)」と思いました。
修行させてくれませんか?

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私は公立が大好きです。
どうせ行かなきゃいけないところだから・・・だからもっとハッピーになったらいいのになぁと思います。
その第一歩目は、自分をどまんなかに生きる。
それを1番に教えてくれるのは子どもだと思います。そして大人だってもっともっと自由に、無垢になれる…人間って面白い生き物だと思うんです。本当に。
そんなどまんなかの人間がたくさん増えたらきっと日本も未来も明るい!
私はこの4月、「どまんなか1年生」としてヒミツキチ森学園に入学しました。
一緒にどまんなか、しませんか?