1日の流れ

ヒミツキチ森学園の「1日の流れ」についてご紹介します。時間割を中心に「どんな学びが展開されているのか」をご説明します。

自分のどまんなかで生きるための特別な時間割

基本的な時間割を見ると、聴き慣れない言葉もあるかと思います。午前中は「ブロックアワー」自立型往還学習という個別と共同が行ったり来たりする独自の学習方法をとっています。午後は「プロジェクトアワー」。3ヶ月に1テーマの探究をする「ラーニングプロジェクト」と、行事を自分たちでつくる「イベントプロジェクト」が主な内容となります。
ブロックアワーの中で、プロジェクトアワーの中で一人でできるものはいくらでも入れていいことになっています。午前の学びと午後の学びが行ったり来たりする「往還」が生まれ続けることで、子どもの学びのモチベーションが高いまま続いていくこと。それがヒミツキチの学びの特徴です。
詳しくは2025年2月に出版予定のグループリーダーあおちゃんの3冊目の本をご覧ください。

ヒミツキチ森学園の1日の流れ

ヒミツキチ森学園の1日の流れは、朝のサークルタイムからスタートします。チェックインの時間。十分に時間をとって、自分の状態を確認し、歌や対話で1日が始まります。
その後授業に入りますが、ブロックアワー①と②という1時間の授業が午前に2回あります。間にある30分のヒュッゲの時間では、休憩ではなく右脳を使って思いっきり遊びます。たっぷり遊んだ子はたっぷり学ぶことができる。ごくごく当たり前のことを大事にしています。
午後は、「プロジェクトアワー」。校舎を飛び出して、葉山の自然や文化財に触れて、「街で学ぶこと」もヒミツキチの大きな魅力の1つです。その後掃除とサークルをして、15:30に全てが終わります。その後、17:00までの間に自分のタイミングで帰宅します。

自分のどまんなかで生きるための時間割

ヒミツキチ森学園では、オランダのイエナプランやデンマークの教育と日本の学習指導要領を融合し、5年にわたる実践を重ね、今の時間割に行きつきました。
2つの往還(行ったり来たり)を大事にしながら、自立型往還学習という個人の学びと、探究学習という集団の学びが軸になっています。

【対話とリフレクション】
毎週、自分が取り組む学習について計画し、リフレクションをします。学びのオーナーシップは子どもたちにあります。
サークルはお互いの言葉の奥にあるものに耳を傾けながら、仲間と対話する時間です。お互いの心に気持ちを向けつつ、自分自身との対話も起こっています。

【ブロックアワー】
午前中に2回ある自立型往還学習の時間で、子どもたちは自分のペースで学んでいます。一人で取り組む個別学習と、インストラクションを主に仲間と学ぶ共同学習があります。個別と共同が行ったり来たりすることで、子どもたちはたくさんのことを学んでいきます。

【プロジェクトアワー】
自分たちの知らない世界を探究する「ラーニングプロジェクト」、ヒミツキチのイベントを自分たちでつくる「イベントプロジェクト」。2つのプロジェクトの時間こそ、ヒミツキチ森学園の学びの根幹です。午後の1時間半を使ってたっぷり探究していきます。

【ランチシエスタ・ヒュッゲ】
休憩はボッーとする時間だけではなく、好きなことをする時間。たっぷりと遊ぶ時間が小学生にも必要です。遊ぶ時間があるから、学ぶ時間がクリエイティブになります。自分自身を解放して食べる・休む・遊ぶ時間をたっぷりととっています。