1日の流れ
ヒミツキチ森学園の「1日の流れ」についてご紹介します。時間割を中心に「どんな学びが展開されているのか」をご説明します。
自分のどまんなかで生きるための特別な時間割
基本的な時間割を見ると、聴き慣れない言葉もあるかと思います。
学びの中心は「プロジェクト」です。探究の中心となる「ラーニングプロジェクト」や、行事をつくる「イベントプロジェクト」、学園をつくる「クラスプロジェクト」は、ヒミツキチの学びにとって重要な意味を持ちます。プロジェクトの学びとつながりながら、他教科の学びが展開されています。
「何を学ぶか(学習内容)」ではなく、「どうやって学ぶか(学習方法)」で教科がわかれていることが特徴で、そのおかげで教科同士がつながり、学びの相乗効果を生んでいます。
ヒミツキチ森学園の1日の流れ
ヒミツキチ森学園の1日の流れは、登校後の掃除から始まります。古民家の一軒家をみんなで磨くことからスタートです。
続いてサークルタイムがあります。朝はチェックインの時間。十分に時間をとって、朝の状態を確認し、対話で1日が始まります。その後授業に入りますが、ブロックアワー①と②という1時間の授業が午前に2回あります。さらには30分のヒュッゲの時間では、休憩ではなく右脳を使って思いっきり遊びます。たっぷり遊んだ子はたっぷり学ぶことができる。ごくごく当たり前のことを大事にしています。
午後は、「プロジェクトアワー」。校舎を飛び出して、葉山の自然や文化財に触れて、「街で学ぶこと」もヒミツキチの大きな魅力の1つです。
自分のどまんなかで生きるための時間割
ヒミツキチ森学園では、オランダのイエナプランやデンマークの教育を参考に、時間割を設定しています。日本の学習指導要領の良さと併せながら考え抜かれた「魅力ある学び」です。教科や科目といったものも4年目からは無くなっています。
【対話とリフレクション】
毎週、自分が取り組む学習について計画し、リフレクションをします。学びのオーナーシップは子どもたちにあります。
サークルではお互いの言葉に耳を傾けながら、仲間と対話する時間です。お互いの心に気持ちを向けて、自分自身との対話も起こっています。
【ブロックアワー】
自立学習の時間で、自分のペースで学んでいます。書くことと読むことを中心として英語なども学ぶ「言葉をあやつる」、かずを集団で学んだり、学びプロジェクトを進める「広く深く思考する」。また五感をフルに使った「ごかんで表現する」学びもブロックアワーに入ります。それぞれ個別で学ぶ時間と集団で学ぶ時間があり、時間割の中で柔軟に棲み分けて学んでいます。
【プロジェクトアワー】
自分たちの知らない世界を探究する「ラーニングプロジェクト」、ヒミツキチのイベントを自分たちでつくる「イベントプロジェクト」、学園に貢献しながら自分たちのやりたいを実現する「クラスプロジェクト」、3つのプロジェクトの時間こそ、ヒミツキチ森学園の学びの根幹です。
【ランチシエスタ・ヒュッゲ】
休憩はボッーとする時間だけではなく、好きなことをする時間。たっぷりと遊ぶ時間が小学生にも必要です。遊ぶ時間があるから、学ぶ時間がクリエイティブになります。学校生活は耐え忍ぶ場ではありません。自分自身を解放して遊ぶ時間を1日の中にしっかりと置きます。