ペア読書を終えての子どもたちの言葉
おはようございます。
グループリーダーのあおです。
さて、今日は「ペア読書とブッククラブ」という内容でお届けいたします。
ペア読書とは?ブッククラブとは?
読書家の時間
でも紹介されている、本について語り合う活動は2つあります。
1つがペア読書。
二人の人がそれぞれ同じ1冊の本を持っている状態で、あるところまで読んでは語りを繰り返す活動です。1週間か2週間に一度、全4回ぐらいで構成することが多いです。
この活動を3、4人という人数を増やしたものをブッククラブと言います。
ブッククラブも頻度は同じぐらいです。
詳しくはこちらの記事を!
さてさて、今回、2月の1ヶ月でヒミツキチ森学園でもペア読書を行いました。
前回やったのは、昨年の1月なので、ちょうど1年ぶりぐらいですね。
選んだ本はそれぞれですが、
- ギヴァー(3年生と5年生とボク)
- びりっカスの神様(2年生ペア)
- くまのこウーフ(2・3年生ペア)
- 流れ星にお願い(2・3年生ペア)
- ココロ屋(1年生トリオ)
このようなラインナップです。
ちなみにギヴァーってご存知ですか?
児童文学の名作と言われています。一度廃盤になったものの、先生たちの強い希望で、再度書籍化した物語です。
ペア読書・ブッククラブの詳しい進め方は書籍に譲るとして、今回はやってみての子どもたちの言葉から、その価値を想像してもらえたらと思います。
取り組んだ子どもたちの振り返り
1ヶ月思ったことは、前もこのペアで読んでたときうまくいかなかったけど、2年生になってすごく成長したし、問いも生まれた。1年生の時よりいろんなことが生まれて1年生より楽しかった。(2年生)
一言じゃ話せない感動具合があった。優しい人がいなくなっちゃったり、ピンチといい時がバランスよく配置されているいい作品だなぁと思いました。(3年生)
続きとか、読んでいる途中にこっからの展開をしている想像が面白い。自分の意見と違う人がいてもそれもありそうだなぁと思った。(5年生)
ギヴァーを読んで、この世界だったら記憶って過去にあってそれを覚えていることを言う。記憶を与えるなんて、想像もしたことがなかった、面白かった。いつもは本を読んでいて、本を読んで終わりだった。ペア読書のおかげで、読みながらメモに音声入力でするようになった。(3年生)
選ぶことがテーマだと思う。
作者が最後に終わりをはっきりしていない、作者が自分で選んでいない終わり方がすごく良かった(5年生)
喧嘩の時となか良いときが バランスよく入っていて、いい物語だった(1年生)
こんな振り返りを自分の言葉で話してくれました。
ペア読書を終えて…
さて、今回は2人、もしくは3人でのペア読書をしましたが、一部本の冊数によってブッククラブのようにもなっていました。
まず思ったのが、冒頭でも書きましたが、2年目の伸びがすごいんです。
ちゃんと本を読んで、本について語る姿があったなぁということです。
昨年の今頃は、内容が頭に入ってなかった子どもたち、読書家の時間のことは、まだまだ焦らず、本を楽しむぐらいでいいのかな。。。と振り返っていたのを思い出します。
ただ、今年度の後期から、読んだ本を記録していくようになって、子どもたちの物語を読む力がぐんと伸びていることに気づきました。1冊を読み切る子がめっちゃ増えてきたんですね。
タブレットの読書記録アプリ「ビブリア」にはかなりの冊数が溜まっていっています。
それと共に、読んで語る内容も確実に深みを増してきました。
ヒミツキチのすごい点は、こうやって読みの積み上げができる点。長い子なら6年間、積み上げていくことができるんです。
昨年のペア読書の経験は、うまくいかなかったとしても、こうやって翌年も取り組むことで、確実な子どもたちの力となってきます。
読むことと書くこと、話すことは、すべての学習のベースにきます。
読むことにはマインドフルネス的な効果も高いです。
子どもたちの言葉から、今回の読む取り組みの充実度が伝わると嬉しいです。
日常の中に読むことを大事に取り入れていきます。
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