がくえんのおと

学園の日常やグループリーダーの視点から見えていること、子どもたちが感じたことを発信していきます。

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学園に残っていく対話の文化

おはようございます。グループリーダーのあおです。

場に言葉を残しながらの卒業式

14日(金)にはヒミツキチ森学園卒業式が行われた。
80名近くの方が、参加するようになることから、移転により近くなった葉山町教育委員会のお部屋を借りての実施。

式典は教育委員会で行われ、子ども主催の思い出の部は校舎で。第2部も開かれた。
このパーティーには子どもたちの出し物や、パパチーム・ママチームからのサプライズ、ボクら学園メンバーからの出し物など、本当に色々。

その中で、いろんな人が話をした。卒業生に向けて、学園に向けて、本当にいろんな話をしてくれた。
どのひとも、この場に自分の想いを置いてくれた。
卒業生にこうなってほしいという表面的な話ではなくて、自分の中のことを
卒業生もそう。自分の言葉を堂々と残していった。

思えば、この場に言葉を残す・置くことをボクらは5年間大事にしてきた。

言葉を残す・受け継ぐ

卒業式の1日前、最後の授業があった。
最後というと「最後っていうな!」って怒られるので、「区切りの授業」として行った。
4・5・6年生がボクが受け持つクラスで、みんなでキッズヨガの授業だ。

テーマは「卒業」。
卒業とは何か、どんな意味があるのかをみんなで考えた。
「今までの経験をその場に置き、新しい未来へ旅立つこと。」そんな言葉にまとまった。

さて、キッズヨガにはメディテーションの時間がある。
子どもたちがシャバーサナ(屍のポーズ)をする間に、ボクがビジュアライゼーションといって、イメージしやすいように言葉をかけるのだ。

「卒業」のような特別なテーマの時は、それ専用のビジュアライゼーションを自作する。

今回は、卒業生が光り輝くものを手渡して、在校生が受け取る場面をビジュアライゼーションに託した。

この時間が終わると、身体を起こしての、振り返りの時間がある。
卒業生は遺していきたいもの、在校生は受け継ぎたいものはなんですか?
そんな問いで、一人一人が話していく。

▶︎在校生(4・5年生)の言葉
6年生の場を和ます面白さ
6年生一人ひとりのバランスや頑張り
ドキュメンタリーで作った大事にしたいこと
みんなではしゃぐ雰囲気と、考えがちゃんと言える真剣さ
笑ってるけど真剣な時は真剣になれるところ
自分のどまんなかを貫いているところ
まとめる力
優しく引っ張ってくれたこと

▶︎卒業生の言葉


2年間リードしてきたこと、そして前の世代が遺していったものをちゃんと引き継いでリーダーを過ごすこと

前の6年生のようになれていないと感じていたけど、みんなの言葉を聞いていると、そういう存在に私たちもなれていたんだなぁと気づいた。自分が引っ張っている時には、そうだとは気づかない。でも、とにかく楽しんでやってほしい。

何をするかじゃなくて、何のためにするのか、それを大切にして取り組むこと。

このような言葉を涙ながらに話す子も多かった。
とてもとても尊い時間だった。

学園が大事にしている「対話」

そして、昨日修了式が終わった。
1年間の中で
「望んでいた自分のビジョンと照らし合わしてできるようになったこと」
「望んではなかったけど、できるようになったこと・自分自身の伸び」
を一人ひとりが話してくれた。

自分の成長や気づきを場におく時間は、手渡すものと受け取るものが交差して、場の雰囲気ができていく。

言葉が心に響いていく…

そんな時間だった。

ボクらが大事にしている「対話」、それはこのように、
・言葉の裏にある気持ちを受け渡すこと
・それによって人の心に響き合うものが生まれること
・その響きが場に刻まれ、学園の雰囲気を作っていくこと

だと思っている。

手遊びをしている子が、ふと宙を見上げている子が、誰かの言葉でここに戻り、その言葉と奥にある気持ちを受け取る…
一人ひとりの言葉を最後まで聞きながら、丁寧に自分の言葉を置いていく…
ボクは改めて、そんな時間のそばにいたいんだなぁと思った。

丁寧な想いの受け渡しが、次の時間を作っていく。

卒業式の日、修了式の日、そして何気ない日常で交わされる対話を、その感覚を、ボクらは大事にして、また次の日々を過ごしていきたい。

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