がくえんのおと

学園の日常やグループリーダーの視点から見えていること、子どもたちが感じたことを発信していきます。

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綺麗な花や木々もいいけれど、根を張るところも見てほしい

グループリーダーのあおです。

昨日は土曜授業がありました。

ヒミツキチ森学園初めての土曜授業は、多くの親チームのメンバーにも見に来ていただくことができて、良かったなぁと思います。

さて、2時間目の「ごかんのじかん」のこと。

この日はプロジェクトアドベンチャー「パイプライン」に取り組みました。

プロジェクトアドベンチャーとはなんぞやという方はこちらを!

今回でパイプラインは2回目。

子どもたちにとって、難しいチャレンジのアクティビティです。

(※とっても有名なアクティビティなので、検索でルール等は調べてみてください。)

簡単にいうと、パイプ(筒のようなもの)を一人一人が持って、スタートからゴールまでボールを運ぶ、そんなアクティビティです。

難易度は決して低くなく、いろんなことが求められます。

この日も、子どもたちはチャレンジしましたが、なかなかゴールまでは辿りつくことができません。

途中、言い争いが起こったり、嫌な気持ちになってしまう子が出たり…

今回も残念ながらゴールには到達できませんでした。

当然、子どもたちにはモヤモヤが残ります。

振り返りには…

ルールが難しすぎる。

ボールを変えたい。

などの声も出てきたし、

イライラしている。

責められて嫌だった。

という正直な気持ちも出てきました。

「どうして今日もゴールに入れられないのかな?」

っていう問いを発してくれた子がいました。

昨日は作戦会議ってことが子どもたちにとって初めてだったので、振り返りのまとめには、

「気持ちのズレ」

から、

みんながどうしたいか聞く

同意を得る

という方向に進みました。

しかし、この問いを持つってすごく大事ですよね。

「どうして今日も入れられないのかな?」

っていう問いは、

じゃあこうしてみたらどうだろう!

という自分の行動につながります。

子どもたちと話し合ってみたい、種がたくさん見つかった授業でした。

いい授業、悪い授業という区別は、ないとボクは思います。

ただ、授業を見てもらう時に、綺麗な花の部分(言い換えると成果でしょうか)を見せたがってしまうのは、きっと誰しも前に立てばそうなると思います。

でも今日は花ではなく、地中に伸びる根っこが伸びようとしているところを、親チームに見てもらいました。

根っこを伸ばし、太くしていくことで、自ら花を咲かすことができて、「自分のどまんなか」という幹もグーンと伸びていくことができる…そんな風に思います。

地上に見えるところに注目しがちですが、地中に伸ばす根っここそ、ボクらが見つめ、子どもたちと共に育てていきたい。

そんなことを考えた土曜授業でした。

花が咲いたところも、ワールドオリエンテーションのまとめとして、見ていただきましたよ!

サプライズで誕生日もお祝いしていただき、うれしかったです。

皆様、ありがとうございました!

現場から以上でーす!

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