校舎のヒミツ
こんにちは!ヒミツキチ森学園のちえです。
さて、今日は、私たちの創りたい世界に、切っても切り離せない、ヒミツキチ森学園の校舎(古民家)について。
教育には関係ない、と思われる方も多いかもしれませんが、とんでもない!
教育は、環境と絶対に切り離せません。
その一つが、校舎です。
ちなみに、校舎はこんなところ。
通常の学校とは、全く異なる空間ですね。
では、なぜ古民家を選んだのか、古民家はどうしてこんなにも心地よいのか、ここを語らずして、ヒミツキチ森学園は語れないというほど、とても大事な部分です。
実は、この校舎は、建築士の佐々木努さん(以下つむつむ)のもと、自然の力をお借りし、小さなエネルギー(省エネ)、自然素材でしつらえられた、人も地球喜ぶ、心地よい場なのです。
知る人ぞ知る(?)、ヒミツキチ森学園は、”プロジェクト”として、約300人の仲間と共につくりました。
そのプロジェクトの中に、校舎を見つけ、改修工事をする「舎づくり部」という部活があり、その舎づくり部が中心となって動き、今の校舎は存在します。その部長が、つむつむです。
そのつむつむが、念願叶って、ヒミツキチ森学園の授業、ワクワクした大人が自分の”好き”を大いに語る「いちにち先生」に来てくれました!
つむつむの話には、「人が暮らす」上で、とてもとても大事なことが詰まっていたので、今日はそのことについて書いてみようと思います。
ちなみに、この人がつむつむです。
では、ほんの一部ですが、つむつむのお話を画像でご紹介。
家を建てる上で大事なのは、「太陽の位置」
光を取り入れるには、大きな窓が必要で、昔は、太陽の位置に合わせて窓をつくったり、縁側をつくったりしていたそうです。
だから、縁側は、とっても気持ちがいいんですね。
でも、人口が増え、土地が減り、西洋文化が入ってきて、形と効率、部屋の広さが重要視されるようになり、縁側は、日本から消えていったそうです。
少し、さみしいですね。
人に太陽が当たっている状態が、人の心と体を健康にしてくれることを、改めて感じられる、貴重な校舎に、感謝!!
そんなことを、つむつむは、子どもたちにもわかりやすく(でも自分がワクワクしすぎて興奮状態でw)家のこと、暮らしのことを話してくれました。
話を聞いたあと、2年生の男の子が、こんなことを言っていました。
家は天文学的に作られたんだね。
2年生の男の子にこの言葉を言わせるほど、つむつむの話はわかりやすく、情熱が伝わる授業でした!!つむつむありがとう!
ヒミツキチ森学園メインの部屋は、つむつむが厳選した、無垢素材の床です。エアコンは、省エネを追求したものを選び、冬は、畳を粉々にしたものを敷き詰め断熱を計画してくれています。
つむつむは、家を建てる時、自然と遠ざかった素材は使わない、省エネでない家は建てないと決めているそうです。
注文を受けても、暮らしと自然が遠ざかる注文は、受けないそうです。
ちなみに、つむつむは、家と体で会話をしているんですって^^
この感覚、ヒミツキチ森学園に来ると、わかると思います^^
最後に、子どもたちとつむつむの会話を。
子)こだわるね~。それはいいこだわりなの?悪いこだわりなの?
つ)個人的には超いいこだわり!でも「こいつ超めんどくさい」といつも思われるんだよ。でもいいんだ、これが自分だから!
つむつむ、かっこいい!笑
教育というと、だいたい「学習」を中心に考えられることが多いかと思いますが、私たちは、もっと大きく、「生きること」をテーマに学校をつくりました。
HPにも載せていますが、この葉山の校舎は “学校としての箱” という機能だけではなく、「これまでの地球」×「これからの地球」×「日本の(家屋含めた)文化」×「進化し続けるテクノロジー」×「地域とつながる」というキーワード全てを融合し、“持続可能な地球の第一歩であり、それらを体現するためのこれからの地球の縮図の場所” です。
人が生きる上で、切り離せないのが、自然との共存。
子どもが学ぶ上で、大事なのは、自然とのつながり。
学びの場を、私たちはそんな風に考えます。
ちなみに、「食」もとても大事にしています。折をみて、食についても触れたいと思います^^
授業見学、授業体験は、こちらから!
佐々木努さんの会社 ささ木暮らし設計
ぜひのぞいてみてください。
それでは今日も、素敵な一日を^^
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