がくえんのおと

学園の日常やグループリーダーの視点から見えていること、子どもたちが感じたことを発信していきます。

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何を学ぶかではなくどう学ぶか

おはようございます。グループリーダーのあおです。

昨日は学園にエデュコレオンラインの取材も兼ねて、武田緑さんが来てくださいましたー!

https://community.camp-fire.jp/projects/view/257767a

ヒミツキチ森学園の詳細な様子も見ていただきました。

さて、今日は「何を学ぶかではなく、どう学ぶか」です。

学校には教科というものが存在し、そのモデルはもう100年以上も変わっていないことになります。

「国語」「算数」…と学ぶ内容で区切られた教科での学習は今現在も行われていますし、ボクが小学生だった頃、そしてボクらの親の世代でも行われていました。

ボクも教員時代にこの横断にチャレンジしました。

なるべく多くの教科の間を繋ぐ学習内容にすることで、時間数としても少なく濃く学ぶことができて、学校の中の余白を生み出すことに、このカリキュラムマネジメントは役立っていました。

学年で取り組み、その進捗などを共有する中で、教科を超えて学ぶことの価値を感じていました。

しかしながら今思うと、内容が前提の教科を超えていくことにはちょっと違和感があります
ぶつ切りになっているものを教科をまたいで学んだところで、それはあくまでぶつ切りでしかなく、子どもたちの意識は大きく変わることはなかったからです。

ヒミツキチ森学園ではどうかというと、教科は「何を学ぶかではなく、どう学ぶか」に分かれています。

ことば・かずは「身に付ける」時間。

マイプロジェクトは「探究する」時間。

ほんと作家は「読んで書いて学ぶ」時間。

ワールドオリエンテーションは、「本物に触れて世界を知る」時間。

ごかんの時間は、「五感をフル活用して学ぶ」時間。

いちにち先生は、「人から学ぶ」時間。

サークルタイムは、「他者から学び、分かち合う」時間。

何を学ぶかではなく、どう学ぶかと言えます。

すると、どんなことが起こるでしょうか??

教科の間を軽々と学びが超えていくんです。

この日は朝のサークルで、とうもろこし農家のとうもろこしが届きました。

まずは何も知らせずに、とうもろこしについて知っていることを話していきます。

その後、とうもろこし登場!

じっくりと観察をします。

本物に出会う時間なわけです。

本物を見て、触って、匂いを嗅いで…

出てきた問いや気づきがオレンジ色の文字で書いたものです。

ここからマイプロジェクトの時間に、「とうもろこし」を探究する子が現れました。

ある子は飾り付けにはまり、ある子はとうもろこしを折ることにチャレンジしたり…

庭の畑にあるミントを飾り付けてくれました。

みんなで美味しくいただきました。

また、畑の野菜については、ワールドオリエンテーションの「葉山たんけんたい」の時間に植えています。

一から畑を耕して、植えた野菜を大事にみんなで育てています。

水のあげ方については、ワールドオリエンテーションの時間に調べ、当番は学園サークルで決めて、観察は作家の時間です。

これって何を学ぶかではなく、「どう学ぶか」だからこそ起こることだなぁって思っているんですね。

校舎開校して1ヶ月、子どもたちから

「マイプロの時間に続きやってみたいけどいい?」

なんて声が聞こえてくるのが嬉しいなぁって思っているんです。子どもたち自身が教科をまたいで学んでいく、学びを拡げていく…その芽は確実に育っています。

今後も、教科をまたいで学ぶってことを、ボクらメンバーも探究していきたいと思います!

校舎からは以上でーす!

 

ヒミツキチ森学園を見学・体験できます!こどもも大人も、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!

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